ガラス
『そっかぁ、それは辛いな…』
『べつに辛くはないよ』
辛くはないんだけど…
私って生きてる意味あんのかな。
『俺、今日からサヤカの味方になるからさ。
いつでも頼ってこい!』
それは…本当なの?嘘なの?
私は信じてもいいのかな。
『ありがとう』
涙がまた止まらない。
ハヤト…人間を信じるのが怖いよ。
会ったばかりなのに
こんな親しくなってる。
自分でもちょっとびっくり。
簡単に心を開いてしまった。
嫌いな人間に…
でも、彼なら大丈夫な気がしたんだ。
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