ガラス
二人
『着いた、ここが俺の家』
すごい立派な家だ。
私なんかが来ていい所なのかなぁと思った。
『おじゃまします』
なんか落ち着いた感じの家。
『ちょっとテキトーに座って待ってて』
『あっ…うん』
かなり緊張してる。
男の人と二人きりとか初めて…
『ごめん。部屋あいてなかったから、俺の部屋で寝て。
俺はソファーで寝るからさ』
『え…なんか悪いよ』
『いいんだって!さぁ、こっちこっち』
『うわぁ!』
強引に腕を引っ張られて
ハヤトの部屋まできてしまった。
『じゃっ!おやすみ』
『うん、おやすみ。ありがとうね』
人間は嫌いだけどさ…
私、ハヤトは好きかもしれないよ。
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