ガラス
 
 
荷物を持って
とりあえず近くの公園に行った。
 
べつに悲しくはなかった。
どうせあのまま家にいても
うるさく何か言われるだけだから。
 
『はぁ…』
 
深くため息をついた。
生きる事に疲れたよ神様。
 
 
ベンチに座り夜空を見て
星を見つけて少し笑ってみた。
 
なぜか自然に一粒の涙がこぼれた。
 
 
 
上を向いたまま
涙を止めようとしてみた。
 
でも、止まってくれなかったよ。
 
 
 
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