千尋くん、千尋くん
時刻は午後1時。
お昼ご飯の後片付けも終わって、部屋に戻ったあたしたちはとりあえずゴロゴロ。
もちろん、千尋くんはベッドで、あたしは床で……。
「千尋くーん……」
「………」
無視ですか。
うん、扱いが雑だよね。
彼氏だなんて言ってるけど、千尋くんは本当にあたしのこと好きなのかな……。
あれ、考えたらあたし、直接千尋くんに好きって言われたことなくない?
どうしよう、急に不安になってきた。