千尋くん、千尋くん
言葉の意味が理解できずに固まると、瑞穂くんの頭にガーンッと千尋くんの拳が落ちた。
「ぃってぇぇえっ!!」
殴られた頭を押さえて、思いっきり顔を歪めた瑞穂くん。
そして、加害者であるにも関わらず、千尋くんは涼しい顔で彼を睨んでいる。
「勝手に人の彼女の胸のサイズを予測するな」
「ち、千尋くんっ……///」
そして、その言葉でやっぱりそのことだったのかと理解した。
……恐るべし、千尋くんの弟くん。
「ちなみに、Cもない。Bだ」
………恐るべし、千尋くん。
勝手に答え合わせしちゃうとか、もう泣いちゃおうかな……。