千尋くん、千尋くん
「その怯えるような顔、オレ好きだなぁ」
「………っえ!?」
なに、なに!?
なんなんだ……!?
この、 見下ろす中3×見下ろされる高1 の図は。
「み、ずほ……くん?」
「あ、そろそろ兄ちゃん戻ってくるね」
「ぁ……え?」
「続きはまたにしよっか」
……続き? 続きってなに!?
妖艶に微笑んだ瑞穂くんは、とても年下には見えないほどに大人びていた。
「なんかあったらオレの部屋となりだから。いつでも会いにおいで」
なんだか、瑞穂くんは、これからトラブル起こしそうな小悪魔……みたいです。