大好きだよ??
「悠君!!!」

すると悠君は力強く腕をひっぱてきた

「イタイよぉ」

半分涙目で私は言った
けどそれでも力は弱まらない

そして木下君のところまで連れて行かれた

「何??」

本を読みながら木下君は言った

「木下・・・・
お前愛海のこと・・・好きなんだってな」

そういって悠君は力がぬけたかのようにそばのイスに座った

「何いってるの・・・?悠君」

「部活の奴にきいた
前からスキだったんだってな」

木下君はだまったままで
本をもくもくと読んでいた

「どうなんだよ!!!!」

大きな声を上げて悠君は怒鳴った
それは静かな図書室では響いたんだ

「答えろよ」

そういって木下君の胸ぐらをつかんだんだ

そしたら木下君が

「俺は・・・・
橘が好きだ」

「やっぱり・・・・・」

そういって悠君が走って図書室をでた

「まって・・・」

そういって追いかけようと思ったら
腕をつかまれた

「木下・・・君??」

「あんな奴にまかせられない」

そういってだきしめられたんだ
< 15 / 49 >

この作品をシェア

pagetop