大好きだよ??
キーンコーンカーンコーン

「そろそろ帰るか」

もうちょっと一緒にいたいけど
そんなワガママいってられないよね

「そっそうだね・・・」

そんな私に気がついたのか

「もうちょっといるかぁ?」

「うん!!!」

この二人だけの空間がとても居心地いいだ
本当に幸せ

ガラガラガラ

ドシドシドシ・・・・

入ってきたのは木下君だった

「木下君・・・?」

「よっ!愛海
そろそろ教室戻ろうぜ♪」

いつもの木下君と違う・・・

「お前愛海のこと呼び捨てするなよ!!」

「そんなこという権利あんの?」

「俺は愛海の彼氏なんだよ?
言う権利あるに決まってるじゃん」

【彼氏】って言葉が嬉しくて・・・
ってそんなこと言ってる場合じゃない

「他の男にキスされる隙があって彼氏っていえんの?」

「なっ!!!」

「俺なら隙つくんないよ??」

「うっ・・・」

「コレだから・・・
可愛そうだけど俺の方が上だね」

ニコッっと笑って木下君は私の腕をひく

「チクショーーーーー!!!」

悠君が叫んだ
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