大好きだよ??
イジメ
~愛海~

あれから一週間たった

木下君はとてもいい人
だけど私はまだ悠君が忘れられないでいる

「あのさぁ
木下君」

オレンジ色にそまった夕日
とてもキレイでついみとれてしまうくらい

そんな放課後の教室
木下君と二人でいたんだ

「何?」

「私・・・考えたの
でねやっぱり・・・」

「分かってる
俺としゃべってても悠斗のことチラチラみてたし
まだ忘れられないんだろ?」

「ゴメンね
気持ちは本当に嬉しいんだけど」

「いいよ
ムリにつき合わせたのは俺だぜ??」

「・・・」

「でも・・・
今度泣かされたら本気で奪うから」

嘘か本当かわからない木下君の言葉

私は苦笑いしかできなかった

「ありがとう
愛海・・・
俺らは親友だぞ?」

「当たり前でしょ」

「おうよっ!」

「じゃっ!行くね」

「バイ」

「バイバイ♪」

何か・・・
心の中の何かがとれたんだ


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