大好きだよ??
~次の日~

「おはよ!愛海」
家をでたら悠君がいた
でもムシをして歩いていた

「お~い・・・愛海ぃ??
むしですかぁ??」

『本当にムカツク!人の気もしらないで!』
そう心の中でつぶやいた

「なんでむしすんの?」
そういって手をひっぱられて抱きしめられている
「・・・。」
「なぁ?訳わかんないんだ・・・俺」
キスしたぐらいとでも思ってるんだろうね
私の気持ちもわかんないで

「あのね・・・エリカとキスしたの反省してないんでしょ??」
「なんで知ってるの?」

昨日の電話と同じだ
面倒だけど理由を話そう

「由梨に聞いた
多分みちゃったんだろうけど・・・・」
「・・・・・」
「これで分かった?
ならもう離してよ・・・」
「それには「私!!」

私は悠君の言葉をさえぎった
言い訳なんてききたくない
したことには変わんない
過去はどんなに悔やんでも変わらないんだ

「私もうきっと無理なんだよ
どんなに本当のこときいても言い訳にしか今は聞こえない
ゴメン こんな女で」

そういって走って走って走った
涙がほほをつたう・・・

こんなにもスキだったんだ
いまもスキなんだって

思うんだ
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