余命宣告された日
「廉っ…廉~…」

美羽の声。

なんで泣いてるんだよ。

目を開けたいのに、開かない。

『美…羽』

俺は、目を開けた。

「廉…」

『泣くな』

俺は微笑んで、美羽の頭をなでた。

『なんで俺、生きてんの?』


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