彼氏は吸血鬼?!
「お前は決して俺の餌じゃない。俺たち吸血鬼には代々、高校卒業までに嫁を探すっていう家訓があって、もし探せなかったら家を追い出されるんだ。それでお前に会ってお前に惚れた。すぐに結婚してくれなんて言わねーし、そんなの無理に決まってる。でも俺は本気だから、怖い気持ちもわかるけど、まず付き合って欲しい。」
私の心を見透かすかのように言った西園寺君の目は真剣だった。
この話を聞いて、怖いと思っていた 西園寺君への感情が少し和らいだ。