私と彼の恋愛事情

ドキドキ

―華那side―

最近、神崎君から遊びに誘われてルンルンな私。

でも勉強はちゃんとやっている。

ゆなは相変わらず私を応援してくれていた。

そしてテストがとうとう明日に近づいた日。

我が家にある事件が起きた。

「華那と恭弥君に話があるのよ～」

そうお母さんが話し出したのは朝ごはんの時。

「何？つまんない話なら聞かないよ」

ご飯に視線を向けたまま答えた私にお母さんから信じられない言葉が発せられた。

「今日お父さんとお母さんね、友達の新居に招待されたの。だから今夜は二人でお留守番よろしくね♪」

…………は？

「え？なに、二人は帰ってこないの？」

「そうよ。だって遠いんだもの」

ニコニコ笑っているお母さんに私は開いた口が塞がらない。

目の前にいる神崎君は普通で、特に動揺もしてないようだった。

「わかりました。楽しんできてください」

おまけにこんな事言って微笑んでる始末だ。

あなたに戸惑いという文字はないのか。

諦めた私は二人にわからないようにため息をついた。




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