好きの一言
あいつ
ピピピピピピ‥ピピ‥ピッ
「うっるさいなあ、もう!」
思いっきり目覚まし時計を
叩いて時計を見る。
「よし!お弁当作ろう」
今日から私、宮元梨恵は
高校一年生、入学式を迎えた。
新しい制服に身を包まれ
ちょっと浮き足。
コテで上手に髪を巻いた。
「高校生って感じ?アハッ」
跳び跳ねながらネクタイをまく。
『梨恵~起きてるのー?』
下からお母さんの声がする
「起きてるよー!今行くー!」
リビングの扉を開けると
「ほら、お弁当作ったわよ」
「え!?作ってくれたの?自分でやるって言ったのにー」
「あらあら、入学式くらい作らせてちょうだい」
「ありがとう、あっもう千恵くるから行くねっ」
「いってらっしゃい」
私はワクワクしながら
家をでで友達の千恵と学校へ向かった。
学校に近づくと新しい制服を来た人で溢れてた。
ドンッ
「いったあ」
「いってえな」
そこには顔立ちのいい男の人が立っていた。
「前みて歩けよ、ちび」
‥‥‥は?
と思いながらも
「すいません」と言った。
その人はシラーっと
後ろを振り向き去って行った。
心中で私は
「顔よくても性格最っ低」
なんて思ってたり。
そして私は千恵と教室に向かった。