好きの一言
あいつ


ピピピピピピ‥ピピ‥ピッ


「うっるさいなあ、もう!」


思いっきり目覚まし時計を
叩いて時計を見る。

「よし!お弁当作ろう」


今日から私、宮元梨恵は
高校一年生、入学式を迎えた。

新しい制服に身を包まれ
ちょっと浮き足。

コテで上手に髪を巻いた。

「高校生って感じ?アハッ」


跳び跳ねながらネクタイをまく。


『梨恵~起きてるのー?』

下からお母さんの声がする


「起きてるよー!今行くー!」

リビングの扉を開けると

「ほら、お弁当作ったわよ」


「え!?作ってくれたの?自分でやるって言ったのにー」


「あらあら、入学式くらい作らせてちょうだい」


「ありがとう、あっもう千恵くるから行くねっ」


「いってらっしゃい」


私はワクワクしながら
家をでで友達の千恵と学校へ向かった。

学校に近づくと新しい制服を来た人で溢れてた。

ドンッ


「いったあ」
「いってえな」

そこには顔立ちのいい男の人が立っていた。

「前みて歩けよ、ちび」
‥‥‥は?
と思いながらも

「すいません」と言った。


その人はシラーっと
後ろを振り向き去って行った。
心中で私は
「顔よくても性格最っ低」

なんて思ってたり。


そして私は千恵と教室に向かった。
< 1 / 7 >

この作品をシェア

pagetop