好きの一言


入学式が終わり千恵と地元のファミレスに行った。


「梨恵ー朝のあの人に惚れたでしょ?」


「……はぁ!?惚れた?プッ…ないない♪最低な男だよ、あいつ。」

私は急に惚れた何て言われて
ちょっと笑ってしまった。


「ふーん?」


千恵は私を疑ったような笑い方をした。


「なっ何よ」


「別に」




しばらく千恵と話して
私は家に帰った。


「ただいまぁー…って誰も居ないんだ。お母さん買い物かな」

私はお風呂に入って
少しだけ夜ご飯の準備をしておいた。


ピロリン~♪


「あっメール」


携帯を開くと知らない番号
恐る恐る出てみる。


「はい」


「あー宮元?朝はごめんな」


『‥あー宮元?朝はごめんな』
『朝はごめんな』

『…………あいつ!?』


「なっなによ」

「だから朝はごめんなって」

「別に気にしてないし」

「だったらいーや。じゃーなちび」


プチッ プーップー


「………何なのよ」




お母さんが帰ってきた。
今日はお父さんも早かったから皆でご飯を食べた。



千恵と夜遅くまでメールして
ふと着信履歴を見る。

0906851‥‥‥

登録しますか?

ピッ

登録しました


自分でもよくわからなかったがあいつの電話番号を登録した。

名前はわからないから"あいつ"で


私はいつのまにか寝ていた。
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