蘭蝶Ⅱ【完】
幽霊なのに、ちゃんと抱きつける


桜「蘭姉……」


謝りたいのに言葉が出ない


蘭「会いたかったよ。桜―」

桜「何で蘭姉がここに…?」

蘭「んー?霊力を使ってね。あと、沙織さんからも霊力を借りたんだ。それでやっとこっちにこれるくらいの霊力が集まったの」



蘭姉が説明する


桜「じゃあ、何で沙織さんはこっちにずっといられるの?」

沙織「それは…何でだろうね?自分でも分かんない。普通の霊よりこっちにいやすいのかな?でも、ちゃんとあっちで暮らしてるよ?昔はこっちで暮らしてたけどね」


蘭「桜…ずっと、自分のこと責めてたでしょ?」

桜「うん…」

蘭「やっぱりね」


“だと思った”という顔をして続ける
< 378 / 515 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop