蘭蝶Ⅱ【完】
もう、何もかもが分からない



ガラッ―――



「蓮ー…って…蓮!!」



今度は、知らないおばさんとおじさんが抱きついてきた



「蓮!心配したのよ!目が覚めたらまた眠るし…」

「蓮…お前が無事でよかった……」



「あの…誰ですか…?」



俺がそういうと、驚いた顔をされた


「嘘でしょ!?蓮!お母さんよ?お母さんのこと忘れたの?」



お母さん……


そう言われても、やっぱり分からない
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