レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
伊織をどうにか忘れようと、何度もアドレスを消そうと試みてみた。
だけど、ダメだった。
出来なかった。
伊織の、切なく笑う顔が頭から離れてくれなくて。
と、同時に最後、私を嫌悪感丸出しの顔で見たことも思い出して。
毎日。
毎日。
四六時中、伊織だけを考えていた。
その事に気付いた時、やっと私は伊織を好きでいようときめたんだ。
諦めるよりも、好きでいることの方がきっと遥かに幸せだ。
忘れるなんて、最初から出来るわけなかったのに。
なのに、無理に忘れようとしたから苦しかったんだ。
片思いだとわかってるのに。
どうして、こんなにも清々しいんだろう。
これが、本当に好きだってことなのかな。
まあ、私の乏しい恋愛経験じゃ到底計れるものでもないけど。
だけど、ダメだった。
出来なかった。
伊織の、切なく笑う顔が頭から離れてくれなくて。
と、同時に最後、私を嫌悪感丸出しの顔で見たことも思い出して。
毎日。
毎日。
四六時中、伊織だけを考えていた。
その事に気付いた時、やっと私は伊織を好きでいようときめたんだ。
諦めるよりも、好きでいることの方がきっと遥かに幸せだ。
忘れるなんて、最初から出来るわけなかったのに。
なのに、無理に忘れようとしたから苦しかったんだ。
片思いだとわかってるのに。
どうして、こんなにも清々しいんだろう。
これが、本当に好きだってことなのかな。
まあ、私の乏しい恋愛経験じゃ到底計れるものでもないけど。