レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
昨日のメールも心配するようなメールで。
今朝のメール。


【……伊織、私のこと嫌いになった?】


……………馬鹿、言うなよ。
なるかよ。


こっちはこんなにも狂おしいぐらい泉のこと考えてんのに。



俺は色々な感情を押し込めて、泉に一通メールを送った。

泉、暇?と。
いつものように、おちゃらけたように。


おかしかった俺を気付かせないように。



そして、今日いきなり学校行ってやろう。
待ち伏せして泉を驚かせてやろう。


そうしよう!


そう、決めた俺はシャワーを浴びに風呂場へ向かった。
< 199 / 472 >

この作品をシェア

pagetop