レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
ぽたぽたと涙が、拭っても拭っても溢れる。
時間、いっぱいまで私は泣き腫らした。
私には伊織がいなきゃダメなのに。
もう、伊織以外じゃダメなのに。
こんなにも大好きなのに。
首がずきずきと痛む。
…鏡で見たら伊織の手の跡がくっきりと首に残っていた。
死ぬこと怖くなんてなかった。
伊織がいなくなる方が余程怖かった。
携帯を置いてったってことは、もう、私と連絡取る気ないってことでしょう?
こんなに身勝手に私の心の中に入り込んできたくせに、目一杯になった途端さよならだなんて。
それならば、いっそのこと殺して欲しかったよ。
伊織の手で、いっそのこと。
「…………っ、うぅ…」
声にならない声で私は泣き続けた。
もう、会えない貴方を想って。
時間、いっぱいまで私は泣き腫らした。
私には伊織がいなきゃダメなのに。
もう、伊織以外じゃダメなのに。
こんなにも大好きなのに。
首がずきずきと痛む。
…鏡で見たら伊織の手の跡がくっきりと首に残っていた。
死ぬこと怖くなんてなかった。
伊織がいなくなる方が余程怖かった。
携帯を置いてったってことは、もう、私と連絡取る気ないってことでしょう?
こんなに身勝手に私の心の中に入り込んできたくせに、目一杯になった途端さよならだなんて。
それならば、いっそのこと殺して欲しかったよ。
伊織の手で、いっそのこと。
「…………っ、うぅ…」
声にならない声で私は泣き続けた。
もう、会えない貴方を想って。