レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
「…………美佳?」
「そうよ、美佳!何で番号教えないのよ?」
「………どこで知ったの?」
「社長から聞いた!って、それより質問に答えなさい」
「美佳に追って探して欲しかったから」
思ってもないことを言う俺の言葉を
「また、そんなこと言って!昔は素直で可愛かったのになあ」
簡単に嘘だと見抜いて美佳が呆れたように言った。
そんな美佳を無視しながら俺は続ける。
「てか、久しぶりじゃん。どーしたの?急に。
俺が恋しくなった?」
「あーはいはい、違うわよ。久しぶりに会いたいと思ってね」
「やっぱ恋しいんじゃん」
「違うっつーの!別にご飯食べに行きたいだけだから」
「ふ~ん」
「何、その面白くなさそうな態度」
「だって、面白くないもん」
「あんた、まだ20でしょ?」
「はい、だから何か」
「ははは、そうかそうか」
「…………?」
意味がわからなくて俺は姿が見えないのをわかってて、首を傾げる。
「とにかく、今日ご飯行こう」
「あー、はい」
「よろしい」
美佳は偉そうに言うと、クスクスと笑う。
「そうよ、美佳!何で番号教えないのよ?」
「………どこで知ったの?」
「社長から聞いた!って、それより質問に答えなさい」
「美佳に追って探して欲しかったから」
思ってもないことを言う俺の言葉を
「また、そんなこと言って!昔は素直で可愛かったのになあ」
簡単に嘘だと見抜いて美佳が呆れたように言った。
そんな美佳を無視しながら俺は続ける。
「てか、久しぶりじゃん。どーしたの?急に。
俺が恋しくなった?」
「あーはいはい、違うわよ。久しぶりに会いたいと思ってね」
「やっぱ恋しいんじゃん」
「違うっつーの!別にご飯食べに行きたいだけだから」
「ふ~ん」
「何、その面白くなさそうな態度」
「だって、面白くないもん」
「あんた、まだ20でしょ?」
「はい、だから何か」
「ははは、そうかそうか」
「…………?」
意味がわからなくて俺は姿が見えないのをわかってて、首を傾げる。
「とにかく、今日ご飯行こう」
「あー、はい」
「よろしい」
美佳は偉そうに言うと、クスクスと笑う。