レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
高級ホテルのレストラン。
普段、定食屋とかなのにいきなりどうしたんだろう。
疑問に思いながらも、こんな日もあるのかな?なんて軽く考えていた。
席に案内されて、誘導されるがままに椅子に座る。
地上に星が降る景色が一望出来る、最高の場所。
ウエイターが手際よく、俺と美佳にワインを注ぐ。
美佳がワイングラスを片手に持つと、軽く上にあげて俺に近付けた。
俺もそれに倣う。
チンと、音を立ててから一口口に含んだ。
口内、全体に広がるぶどうの渋みと香り。
「伊織」
ワインを堪能する俺を美佳が呼ぶ。
その手には、何か綺麗にラッピングされた小包みがあった。
「はい、これ」
「…え?」
間の抜けた声を出して、差し出されたそれを見つめる。
受け取ることを促す美佳から、その包みを受け取った。
暫く、呆けてそれを見つめる俺に、思ってた通りの反応だったのか、嬉しそうに笑った美佳は。
普段、定食屋とかなのにいきなりどうしたんだろう。
疑問に思いながらも、こんな日もあるのかな?なんて軽く考えていた。
席に案内されて、誘導されるがままに椅子に座る。
地上に星が降る景色が一望出来る、最高の場所。
ウエイターが手際よく、俺と美佳にワインを注ぐ。
美佳がワイングラスを片手に持つと、軽く上にあげて俺に近付けた。
俺もそれに倣う。
チンと、音を立ててから一口口に含んだ。
口内、全体に広がるぶどうの渋みと香り。
「伊織」
ワインを堪能する俺を美佳が呼ぶ。
その手には、何か綺麗にラッピングされた小包みがあった。
「はい、これ」
「…え?」
間の抜けた声を出して、差し出されたそれを見つめる。
受け取ることを促す美佳から、その包みを受け取った。
暫く、呆けてそれを見つめる俺に、思ってた通りの反応だったのか、嬉しそうに笑った美佳は。