レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
「……いくら」
目の前の綺麗な顔をした少年がぽつりとそう呟く。
「え?」
思わず聞き返すと、彼は嘲笑うように一笑いしてから
「俺、高いよ?」
そう、言った。
そんな生意気なこの少年に一気に興味が沸いて、値段を聞くと二万と言うじゃないか。
高い…?
安すぎるけど。
とゆうか、多分こいつ売ったことないな。
「やっすいのね」
案の定、そう言った私に何も言い返せず押し黙る。
そんな姿も気に入った。
そのまま、伊織を私は買った。
男を買うなんてこと、造作もないこと。
本当、なんてことない。
伊織のセックスは何かから逃れるように、全てを押し込んでいた。
その何か、とはこれから先痛いほど知るのだけれども。
終わってから、彼は惚けたままベッドに横たわっていた。
そんな彼を一瞥してから、私は汗を流しにシャワーを浴びた。
目の前の綺麗な顔をした少年がぽつりとそう呟く。
「え?」
思わず聞き返すと、彼は嘲笑うように一笑いしてから
「俺、高いよ?」
そう、言った。
そんな生意気なこの少年に一気に興味が沸いて、値段を聞くと二万と言うじゃないか。
高い…?
安すぎるけど。
とゆうか、多分こいつ売ったことないな。
「やっすいのね」
案の定、そう言った私に何も言い返せず押し黙る。
そんな姿も気に入った。
そのまま、伊織を私は買った。
男を買うなんてこと、造作もないこと。
本当、なんてことない。
伊織のセックスは何かから逃れるように、全てを押し込んでいた。
その何か、とはこれから先痛いほど知るのだけれども。
終わってから、彼は惚けたままベッドに横たわっていた。
そんな彼を一瞥してから、私は汗を流しにシャワーを浴びた。