レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
今日の目的は伊織のバースデープレゼントを買う為。
「…なあ、聖には頼まねえの?」
「えー?聖?聖の好みクールじゃないのよね」
「…………そ」
「何で聖?」
「いや、別に」
変なの。
まあ、いいか。
「あ、ここいい」
入ったのは小さなシルバーアクセサリーが売ってるお店。
「いいねえ」
この渋い感じ、伊織に似合うな。
うろうろ店内を見てると、千里の姿が見えないことに気付いた。
店内を見回すと、一点を見つめた千里がいた。
「………千里?」
「あ、ごめん」
「何、気に入ったのあった?」
ひょいと千里の後ろから覗き込む。
「うわ、カッコいい」
そこにあったのは、シルバーのクロスネックレス。
渋く、ごつめの、くすんだ感じがまたカッコいい。
「さすが、千里。
あ、すみません」
すぐに店員を呼んで、私はそのネックレスを即決した。
「ありがとうございました」
店員の声を背中に聞きながら、綺麗に包装された包みを満足そうに私は見つめた。
「…なあ、聖には頼まねえの?」
「えー?聖?聖の好みクールじゃないのよね」
「…………そ」
「何で聖?」
「いや、別に」
変なの。
まあ、いいか。
「あ、ここいい」
入ったのは小さなシルバーアクセサリーが売ってるお店。
「いいねえ」
この渋い感じ、伊織に似合うな。
うろうろ店内を見てると、千里の姿が見えないことに気付いた。
店内を見回すと、一点を見つめた千里がいた。
「………千里?」
「あ、ごめん」
「何、気に入ったのあった?」
ひょいと千里の後ろから覗き込む。
「うわ、カッコいい」
そこにあったのは、シルバーのクロスネックレス。
渋く、ごつめの、くすんだ感じがまたカッコいい。
「さすが、千里。
あ、すみません」
すぐに店員を呼んで、私はそのネックレスを即決した。
「ありがとうございました」
店員の声を背中に聞きながら、綺麗に包装された包みを満足そうに私は見つめた。