机の穴(仮)
話し声が聞こえる
そんなこんなで、いつの間にか昼休みに突入。


あたしは悶々と二限のシャー芯ケース紛失事件のことを考え続けていた。

窓際の机に一人居座るあたしを除いて、クラスの皆は仲良し同士机をくっつけて弁当を食べている。

あたしはさながら海にポツンと浮かぶ離れ小島みたいだったけど、そんなことはどうでもいい。


真剣に考えてるっていうのに、周りでキャーだのワーだの騒いでいる声が騒々しい。
< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop