あたしの居場所。
別れて月日が経っていく度にあなたとの思い出が強くなっていく。
それが今のあたしは怖かった。
もう隣にいない人を依存するのが…怖かった。
「美緒、おはよー」
「あ、おはよー」
「あのさー…」
「……何?」
「言いづらいんだけのね、」
友達2人は苦笑いしてあたしを見る。
「なによ」
「1限目さ、教授がいきなり予定が入ちゃって…なくなったよ」
「えー…」
「朝から片道1時間、お疲れ」
「…嘘でしょ」
知ってたら、今日はずっと家でダラダラしてたのに…。