°*†13人の執事†*°【新撰組・歴史上人物の子孫達!?】~№1 出会い編~
またもや……
しーん……。
「…あっ……。
伊東君がいらっしゃいましたから自己紹介をなさいましょう!!」
焦ってるようだけど
何とかその場を仕切った執事さん。
皆ぞろぞろと面倒くさそうにしながらもリビングの縦長いテーブルの椅子に腰掛けた。
この細長いテーブル…昨日までは3人分の椅子しか無かったのに今はもういっぱいいっぱい。
……で、
気が付いたらいつの間にかメイドさん2人も腰掛けていた。
「…さ、結魅様」
椅子を引くその仕草に目を奪われる。
この人はやっぱりなんか慣れてるなぁ……。
とか思いつつ、
「…ありがとう」とか
言いながら引かれた椅子に座った。
いっぱい家族がいる感じでソワソワする~…!!
落ち着かない感じで
ギクシャクしてると、執事さんが良い香りのホットミルクティーを持ってきた。
「…これは」
見事なさりげなさに
感激してると、執事さんは細かく話し出した。
「…こちらのミルクティーは
スリランカ産のハーブティーを
使用しております。
先程、新鮮な高級ミルクを手に入れましたので使用しました。」
ペラペラと聞き慣れない言葉を言えるもんで……。
尊敬~………。