°*†13人の執事†*°【新撰組・歴史上人物の子孫達!?】~№1 出会い編~
† 第Ⅱ章 †
* 結魅 *
ー翌日ー
今日は土曜日。
そして時間は4時30分。
もう少しでお兄ちゃん達が出る時間帯。
そっーと部屋から出てリビングに向かうと電気が既に付いていた。
(…もう出るんだ、顔合わせしよう)とドアノブに手をかけた瞬間、
「…誰だ、お前?」
「…ふあ!?」
ビクッ!
「…っふ、反応おそ……」
「…だ、だだだだ誰ですか!? あ…あああなたは!!?」
「…噛みすぎだろ(笑)」
イライラする笑みを浮かべて上から目線ですか、この人。
「…ん? 今結魅の声が聞こえたんだが……」
「…え?」
(行くなら早く行かなくちゃー!!)
瞬時にドアノブに手を伸ばした瞬間、ドアが開き、私は誰かに口を押さえられた。
「んっ?んんんぶ!!」
『なっ? ばばばかぁ!!』
(↑解説)
「…しー、オレ見つかったら大変な事になるからさ、黙ってー」
口に人差し指を立て、『しー』と言っているこの男。よく見たらイケメンだし…。
ってこんな状況で何考えてんの!自分!!
体を動かし抵抗しようとしたら、
「…これ以上動いたら犯すよ?」
な、ななな何言ってるの? この人!!
それは勘弁だから大人しくしてるけど、初対面でそれはないし…身体の密着なんてすごい…。
今リビングの隣の部屋にいる。
つまりそこは私の部屋であって……何故か部屋の中のドアに追い込まれてて、私の脚と脚の間にこの人の足が入ってて……変な状況。
「…あれ? いないな…。確かに声がしたんだが……」
バタン_…とドアの閉まる音がしたら、スッと身体を離した。(この人が)