ネクロフィリア【加筆執筆中】
「…あれ?」


だから。
そう、声が降って来たのは想定外だった。


俺がその声のした方を振り返ると、そこにいたのは。


「久しぶり」


にこっと笑う藤井さんだった。


「…藤井さん?」


そう、戸惑う俺だったけど。
藤井さんは少し頬を膨らませてから言った。


「学校来なくなっちゃって隣寒かったんだから」

「……ごめん」


何に謝ってるんだろう。
だけど、またつい言ってしまった。


「ふふ、冗談。
私も今、学校行ってないの」

「え?」


藤井さんは軽く笑ってから手を組んで、頭の後ろへと持っていく。
一歩二歩、大股で歩くと


「なんか、つまんなくって」


そう言った。


顔が見えないから、笑ってるのか、その表情はわからない。
だけど、何故か泣いてるように聞こえた。
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