ネクロフィリア【加筆執筆中】
「……藤井さん」

「………」

「俺でいいの?」


俺がそう言うと、彼女のきょとんとした顔。
わけがわかってないみたいだ。


「俺が必ず、最期看取るから」


再度そう言った。
藤井さんは目をまん丸にした後、ゆっくりと細める。



「…ありがと」


嬉しそうに、微笑む彼女。
どうしてそんなに嬉しそうに微笑むのだろうか。


だって、自殺するって約束したんだ。
俺の思考がおかしいのか、はたまた、彼女の思考がおかしいのか。


それはもう、わからない。

ただ、俺と彼女の見る世界が正しいだけ。


それでも、俺が彼女に死体を見たいからだなんてことは言わないだろう。
生涯、死ぬまで。



「じゃあ、死ぬまでにしたいことたくさんしよっかな」

「したいこと?」


手を合わせて、それを口元に持っていく。
それから彼女は含んだ笑いを見せた。
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