ネクロフィリア【加筆執筆中】
昼飯を食べながら、俺はテレビに視線を移す。
昼の番組の合間に流れるニュースがやっていた。

何気なしにそれを見る。


『連続少年殺人事件の犯人の目星はついておらず、警察は目撃情報を…』


へえ、殺人事件。
毎日物騒だよな、本当に。

でも、死体が好きな俺みたいなのもいるわけだから。


俺だって、引きこもりが何年も続いて。
常に死体の画像を見て、死体の事を考えていたら…。

いつかこんな風に殺人事件を起こしていたかもしれない。


殺人犯は遠くも、近くもない存在だ。
まあ、殺しが楽しいとは到底思えないけど。

猟奇的ではない。
至って、普通。

だからこそ、自分のこの趣味がたまにわからなくなる。


母親も…普通の女の子を好きな子がよかっただろうな。


なんて、感傷に浸ってみたって。
俺が死体を好きなのは変わらない。
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