ネクロフィリア【加筆執筆中】
なんか、俺達って少しおかしい。
付き合ってもない。

だけど、毎日の様に一緒にいる。


俺にとって、この関係は死体に辿り着く道なわけで。
だからこそ、かけがえのないものになっている。

まあ、土壇場で藤井さんが死なないと言わない限りは確実だから。


藤井さんは一つの店の前で足を止める。


「ここだよ」

そう言って、連れて来てくれた場所は人気のあるスイーツ食べ放題のお店らしい。
女の子に人気がある所為か、店内には女の子ばかりで少し戸惑う。


少し待ってから俺達は店内へと店員によって案内される。


テーブルにつくと、藤井さんは早速取りに行こうとまだ雰囲気に馴染めない俺を誘った。


宝石の様にずらーっと並ぶケーキ達。
それを見て、藤井さんは目をキラキラとさせている。
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