ネクロフィリア【加筆執筆中】
公園についた俺はベンチに寝転がる。
それから携帯を取ると、久しぶりに携帯のあの、“彼女”の画像を見た。

…なんて綺麗なのだろうか。


月明りに照らされて青白く、写る肌。
真っ赤な真紅の、鮮血。
伸びる腕。伸びる脚。
横たわる身体。

やっぱり…綺麗だ。


俺は静かに携帯を閉じると、そのまま目を瞑る。


それからどのぐらい経ったのだろうか。

ゆっくり、薄らと目を開ける。


ぼやける視界に、彼女がうつった。


「あ」

間抜けに口を開き、俺はそう声を出した。
横にいた藤井さんは俺が起きた事に気付くと、微笑む。


「おはよ」

昨日の帰りの雰囲気はない。
にっこりと笑った藤井さんに俺もおはようと小声で返す。

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