ネクロフィリア【加筆執筆中】
「寝てなかったの?」

「うん…どのぐらい寝てた?」

「うーん、私来てから三十分とかかな」

「今、何時」

「三時」

「嘘!俺そんな寝てたの?」

びっくりして、俺が起き上がると藤井さんはキョトンとした。


「そんな寝てたの?」

「俺、来たの昼前だし」

「あはは、寝過ぎ。
じゃあ、行こうよ」

「ああ、うん。ねえ」

「ん?」

藤井さんはにっこりと俺を見て笑う。
笑っているのに真剣な目で。

昨日、どうして怒ったのか。
聞きたかったけど、聞いていい雰囲気ではなさそうだ。


藤井さんは今、こうして普通に接してくれてるんだ。
と、言う事はあのコトには触れて欲しくないに違いない。

じゃあ、触れないようにしよう。

死ぬまで。
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