ネクロフィリア【加筆執筆中】
「お金ないとなーんも出来ない世の中じゃん、ほんと」
「はは、まあね」
「まあ、もう後少しだから未練はないけど」
「そう」
「ねえ、じゃあ、電車で行けるとこまで行こう。
それなら安く済むでしょ?」
「うん」
「決まり!ローカルな路線とかも面白そう」
藤井さんはさっきまでしゅんとしてたのに、もう笑顔になって立ち上がると行こうと促した。
それに倣って俺も立ち上がると、先に歩く藤井さんの横まで歩く。
それから藤井さんは無言で俺へと手を出す。
その指にはあの、おもちゃのような指輪があった。
「つけてるんだ」
「え?あ、……うん」
照れたように俯くと、藤井さんは更に俺へと手を突き出した。
その手の意味がわからず、立ち尽くすと藤井さんは強引に俺の手を取ると握りだした。
「はは、まあね」
「まあ、もう後少しだから未練はないけど」
「そう」
「ねえ、じゃあ、電車で行けるとこまで行こう。
それなら安く済むでしょ?」
「うん」
「決まり!ローカルな路線とかも面白そう」
藤井さんはさっきまでしゅんとしてたのに、もう笑顔になって立ち上がると行こうと促した。
それに倣って俺も立ち上がると、先に歩く藤井さんの横まで歩く。
それから藤井さんは無言で俺へと手を出す。
その指にはあの、おもちゃのような指輪があった。
「つけてるんだ」
「え?あ、……うん」
照れたように俯くと、藤井さんは更に俺へと手を突き出した。
その手の意味がわからず、立ち尽くすと藤井さんは強引に俺の手を取ると握りだした。