ネクロフィリア【加筆執筆中】
駅前まで到着すると、切符売り場の前に立つ。

藤井さんは

「とりあえず、初乗りの値段買おうっか」

降りたくなったら清算すればいいよねって続けながら、俺の返事も待たずにお金を入れる。
俺もそれに従いお金を入れて初乗りの切符を買った。


「あ、両想いじゃないや」

「は?」

「え?知らない?ここの数字の両端が同じだと両想い切符って言うんだよ」

「へえ」

女の子って本当にそういうの好きなのな。
初めて知った。


そう、思いふと俺の切符に視線を落とす。
その切符は見事に“両想い切符”だった。


「わああ!両想いじゃん!!」

「みたいだね」

「もっと感動してよ!!しかも、凄いよ!99パーセントだって」

「何それ」

確かに、切符の間の数字は99だ。
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