儚き願い





「ほほう。
こんな小さな女の子まで今年は参加しているのか。」
と獣の一人は
女の子を見て言った。





「違う関係ない!」
僕は言った。





「あらら、もう契約済みって奴かな??」
他の獣が言った。





「まだ契約などしていない!」
僕は言い返した。





女の子は何が起こっているのか

全く理解できていなかった様だった。


しかし、普通の子供ならば
怖がって逃げるところを


女の子は無表情になって
会話を聞いて居たのだった。






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