儚き願い





「柘榴?目が覚めたのか?」
不意に後ろから声をかけられ





驚いて大きく波打つ鼓動。





振り返って僕がみたのは・・・





「朱雀・・・さん?」
首を傾げながら僕は言う。





「あぁ柘榴。俺だわかるか??」
朱雀は静かに頷き

不安げな表情を見せて

僕に言った。





「じゃあ、僕また・・・」
僕は俯いて言った。





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