儚き願い
次の日。
僕は早く目が覚めたので、
顔を洗いに洗面所に行こうと起きあがった。
その時、
僕は飛び上がる程驚いた。
なんと、僕と牙炎の間に、
蓮華と守楠が
挟まれるようにして眠っていたから。
そう。
僕、蓮華、守楠、牙炎の様になって
眠っていたのだ。
僕は起きあがって、
身仕度を済ました。
戻ってくると守楠が
牙炎に抱きつくようにして眠っていたので
僕は更に驚いた。
そして、牙炎が
もぞもぞと動き始めた。
どうやら起きた様だった。
牙炎の反応はというと・・・
やはり、僕と同じように驚いていた。
いや、僕以上に驚いたかもしれない。
だんだんと牙炎が赤面してゆくのがわかった。
牙炎は守楠の手をどけて起きあがった。
すると、守楠が起きた。
蓮華はなかなか起きなかった。
9時頃になってやっと蓮華は起きた。
そして、僕たちはその村を後にした。
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