儚き願い





次の日。
僕は早く目が覚めたので、
顔を洗いに洗面所に行こうと起きあがった。





その時、
僕は飛び上がる程驚いた。





なんと、僕と牙炎の間に、
蓮華と守楠が
挟まれるようにして眠っていたから。





そう。
僕、蓮華、守楠、牙炎の様になって
眠っていたのだ。





僕は起きあがって、
身仕度を済ました。





戻ってくると守楠が
牙炎に抱きつくようにして眠っていたので
僕は更に驚いた。





そして、牙炎が
もぞもぞと動き始めた。





どうやら起きた様だった。
牙炎の反応はというと・・・





やはり、僕と同じように驚いていた。
いや、僕以上に驚いたかもしれない。





だんだんと牙炎が赤面してゆくのがわかった。





牙炎は守楠の手をどけて起きあがった。





すると、守楠が起きた。




蓮華はなかなか起きなかった。
9時頃になってやっと蓮華は起きた。





そして、僕たちはその村を後にした。









.
< 66 / 100 >

この作品をシェア

pagetop