儚き願い
その名も
“だるま落とし”
という技である。
大きな威力を持っている技であるため
身体に大きな負担がかかる。
俺の体力的にその技を使うのは
3回が限度というものだろう。
こいつ(雷神)は一回攻撃すると
なかなか次の攻撃に出ない。
次の攻撃に出ないのではなく
“攻撃に出れない”
というのが事実だろう。
「うおりゃーーーーーっ!!」
俺は雷神が拳を振り下ろした瞬間
雷神の後ろに回った。
「だるま落とし!!」
俺は一発目のだるま落としを
雷神の身体に直撃させた。
「やったか??」
俺はあたりが土煙に舞っていて
良く見えなかった。
その時!
俺の身体はすごい衝撃と共に
近くの樹まで吹っ飛ばされた。
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