儚き願い
柘榴vs紅赤【ザクロvsコウセキ】
(何で戦わないといけない?
戦う理由なんて何もないのに・・・)
僕の中ではそんな言葉が、グルグルと回っていた。
「何を考えてるのかはわからないけど・・・
勝手に始めるからね?」
紅赤はそう言うと僕に先制攻撃してきた。
もちろん僕は攻撃を、
しっかり避けた。
紅赤は攻撃を止めることなく続けた。
そんな時、蓮華の声が僕の耳に響いた。
「柘榴っ!
一緒に家まで行ってくれるって
約束したよね?
こんな所でいなくなったりしないよね?」
と。
そうだ。
僕は何のために戦わなければいけないのか
思い出した。
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