儚き願い





僕はいくらスピード攻撃をしても、
その全てが外れてしまうほどに紅赤は早かった。






このままでは、
きっと僕が殺られる。





そんな事が脳内に浮かんだ。





その時。
「柘榴!
自我を失ってもいい。
その時は私が止めるから!
だからお願い死なないで!」
と叫ぶ蓮華の声が
僕の頭に響いた。





「だってそんな事したら・・・」
僕は躊躇った。





が、決意した。







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