私のワガママ王子様☆
幸先悪いスタートになってしまったが仕方ない


ぼんやり突っ立っていると、後ろから誰かがぶつかった


「いた…」


「あ…ごめん、大丈夫?」


振り向いた先には、着る人を絶対選ぶエンジ色のスーツをびしっと着こなし、黒いストライプの光沢あるワイシャツにスカーフネクタイをしたかっこいい男の子がいた


私は思わず見とれる


ぱっちりとした瞳に短く切り揃えた髪
黒髪にメガネがまたイタリアンスーツとのギャップを出していてアンバランスな魅力だ


「大丈夫?」

「あっはい、大丈夫です!」


私は慌て視線を反らす


「そっか」


爽やかな笑顔を置いて、去っていく



あれ






なんか変
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