時の中で
花火があがる2時間は
あっというまに過ぎてしまった
今度はみんなと合流して
花火もまたやる約束をしていた
集合場所の海岸
さっきまでみていた海の海岸
あたし達が着く頃には
もうみんな集まっていて
酒やら花火やらつまみやら
ビニール袋に
たくさん詰めて待っていてくれた
「うしっ始めっぞ!」
そんな聖太のかけ声と共に
準備していた打ち上げ花火に
火をつけた
───ヒュー…バーン
さっきよりは小さいけれど
手持ち花火でハートを書いたり
酒を呑んだりそれなりに楽しい
「俺等コンビニ行ってくる」
花火があと二袋になったとき
一緒に遊んでいた中の4人が
買い出しに行くことになった
「酒とー…花火あるだけとー…」
聖太と紗菜がメモをしてる時
蓮紅があたしをくいっと引き寄せて
不意打ちのキスをする
慌ててみんなの方をみると
こっちを見ていた様子はなくて
ホッとさたのもつかの間
また不意打ち
『ばっ、ばか!!』
「馬鹿はどっちだよ(笑)」
なんでもない顔をする蓮紅
やっぱりあたしは幸せだ