時の中で
××××
目が覚めると
蓮紅からの着信が二回はいっていた
今さら遅いよ
しかも夜中の3時
3時に解散したって事だと
勘づいてしまう
悪い勘は当たるもので
蓮紅に昨日何してたか聞くと
集会だ、と言っていた
嘘がばれてないと思ってるのか
いつもと何にも変わらない蓮紅に
無性に腹が立った
あたしが冷たくしていたから
あたしが意識してるから
どっちか分からないけど
なかなか合わない目に余計
苛つきは多くなるばかり
運が悪いのはとことんで
今、蓮紅は可愛い女の子に
呼び出しされていた
どーせ告白
これでもし蓮紅が
おっけいだしたら?
もし付き合ったら?
不安に潰されるような気がして
気がつくとこっそりあとをつけていた