時の中で
秋.
××××
あの日から何も連絡をとってない
あの日から君はどんどん
変わっていったね
体中傷だらけで学校にきた日
『大丈夫?』と聞いたあたしに
「あぁ」とだけ返事してからは
学校にも来なくなった
電話しても留守電に繋がるし
メールなんて返ってこなかった
喧嘩して相手が入院した、
街で喧嘩起こして警察沙汰
単車で暴走
蓮紅がしていることの
たくさんの噂があたしの耳へ
胸を刺しながら流れてくる
事実なんて分からない
確かめる手段もなかったの
会いにいくと本当に
終わってしまいそうだった
会いたかった、でも
会いにいけなかった
あたしは君と
終わりたくなかった
あたしはきっと
心のどこがで君を
信じていたのかもしれない