時の中で




『え!超旨い〜♪♪』

「まぢでねっ旨すぎ〜♪」



今日は年に一度の文化祭だよ?
たかがあいつのせいで
楽しめなかったら損じゃん!

そう思ったあたしは
テンションを上げて
思いっきり楽しんだ


できる限り笑顔でいた

暗いままだと紗菜にも悪いしね




あっという間に夜になって
文化祭恒例の花火大会が始まった

あたし達は走って屋上へ向かう


屋上にはすでに聖太や
先輩達が場所取りをしていた
こんな柄の悪い人がこれば
誰だって場所ゆずってくれるのに
先輩達は30分も前からここにいたらしい





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