時の中で
××××
今日もいつもと変わらず空は青い
風も少しずつだけど
暖かくなっているのが分かる
「琉希ー!内等クラス同じ!」
『まぢ?よかった〜』
入学そうそういいことがあった
まさか同じクラスになれるなんて
紗菜と2人で喜んびながら
体育館に向かった
新しい一年生がたくさんで
みんな器用によけて歩く
堂々と歩いたら肩がぶつかりそう
ぶつかってしまうと
相手がよろけてしまった
申し訳なくて
あたしは紗菜の後ろを
俯きながら追いかけた
───どんっっ
俯きながら歩くあたしは
前からきた人に肩が
またぶつかってしまった
『ぁ、』
少し声を漏らしたあたしは
恐る恐る顔をあげると
黒髪に短髪、襟足
って顔よりも着崩している
制服に目がいった
謝らなきゃいけないんだろうけど
方向音痴なあたしは
紗菜に置いてかれたら
無事体育館につけるとは思えなかった
再び顔をふせ
慌てて紗菜のあとを追いかけた