セレブ少女りりか

その日の夜、りりかは家でじっくり作戦を練った。

次の日、
いつものように執事の反崎が運転する高級車に乗って登校してきたりりかは、まっさきにめりのもとへ向かった。
「あ!めり!」
「おはよう、りりかちゃん。そんなに慌ててどうしたの?」
「あのね、私考えたの!」
「何を?」
「めりと葉崎けんとをくっつける作戦よ!」
「え!そ、そんなこと考えなくいいのに//」
「名付けて、『めり&けんとラブラブ大作戦』よ!!」
「な、何それ!」
「めり、楽しみにしててね。絶対この作戦、成功させてみせるから!」
「いいよ、そんなことしなくて・・・」
「そんなこととはなによ!めりの恋は真剣に考えなくちゃだめでしょ!」
「そ、そぅ?」
「そうよ!」
「りりかちゃん、その作戦って何をするの?」
「まぁまぁ、そんなに焦らないで。作戦の内容はそのときに教えるから。」
「恥ずかしい事しないでね・・・!」
「わかってる、わかってる!」
何をするのかわからず、あまり乗り気になれないめりだった。


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