【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】
女なんてめんどくさいし、厄介。だから女は執着しないヤツを選ぶ。
つまり一夜だけの割り切った関係。1回だけの関係って約束を守るヤツだけ、抱くようにしてる。
「どうして??」
「女なんてめんどくさいからだ」
「めんどくさい??」
「ああ、執着されんのがキライ。特にお前みたいな女が」
「なにそれ……!ちょっとヒドイじゃない。わたしをあんなに感じさせたくせに……!」
はあ?何を言ってるんだ、コイツは。
「知らねぇよ。俺からしたらお前は、単にめんどくさい図々しい女」
「ヒドイ!!サイテー……!」
「最低でもいい。とにかくお前も1回だけの割り切った関係だから。 それに俺からしたらお前は、全然相性よくない」
「なっ!!ちょっとそんな言い方……!」
「だからお前ともこれっきり。2度と会うつもりはない」
「っ……サイテー!!」
女はそう言い放つと、無造作に散らばった服を持って部屋を出ていった。
「……ふう」
これだから女はキライなんだ。
すぐ感情的になるし、喜怒哀楽激しいし……。
俺は女と付き合うなんてムリだ。……ましてや結婚なんて、論外だ。